帰国子女の学校の種類は?


日本ではどのような学校が帰国生の受け入れを行っていますか。

公立小学校・中学校では、どこも帰国生を受け入れています。要請があれば、帰国生向けの日本語教室の開催や講師の派遣などが行われていますが、現在は帰国生よりも外国人のための教育に重点が置かれて、こうした取り組みの対象は外国籍の児童・生徒が多くを占めています。

 

帰国生の受け入れを行う国立・私立小中高等学校には、大きく分けて、

①帰国生の受け入れを主たる目的として設置された学校、

②帰国生の受け入れ枠や受け入れ体制を持つ学校、

③入試の際に特別な配慮を行う学校があります。

 

海外歴が長く、日本語での授業に不安を抱える帰国生にとって、

①、②の学校は同じ境遇の帰国生が多く在籍し、友人もできやすいので心の安定につながります。

③の学校は試験科目を考慮したり、英語力のある生徒を優遇するなどしていますが、そのほかの面においては、帰国生向けの特別な授業や指導はほとんど行っていませんので、個別に相談したり、家庭で補習を行う必要が出てきます。

 

出典: 帰国後の生活に関するQ&A