帰国入試のポイント


★日本での入試の準備はいつ始めるのが適当ですか。

海外では、現地の学習も日本の学習も中途半端にならないよう、まずは現地の学校での学習に力を入れましょう。帰国時期が決まっている場合は、志望校の入試の過去問題集を取り寄せてみるのも有効です。また入試面接や作文で海外生活の様子を問われますので、その準備もなさると良いでしょう。

 

 

★日本の学校に進学するために、海外にいる間にできる勉強法について教えてください。

海外では日本語を目にしたり、使用する絶対量が少なくなります。幼児や小学校低学年は、親が本の読み聞かせをしたり、たくさん話し掛けるなどして、母国語としての日本語の定着を心掛けることが大切です。

 

小学校高学年以上では、日本の教科書や、通信教育で毎日学習すると良いでしょう。親子で交換日記をしたり、手紙を書かせるなどして、漢字を読めるだけではなく書けるようにするのも大切です。

 

中高生になると海外の現地校での勉強で手一杯となり、日本の学校向けの勉強をする時間が取れなくなる場合もありますが、日本語の本を読む、日本の教科書を毎日少しずつでも音読するなど、無理のない範囲で活字に触れるようにしてください。漫画も漢字にルビが振ってあるので日本語学習に効果的です。

 

最後に大事なこととして、多くの日本の学校が帰国生を評価する点は、実は現地での学習実績や体験です。現地の学習を決しておろそかにしないでください。帰国後、足りない日本語や日本の学習は、時間をかければ必ず習得できます。

 

 

出典: 帰国後の生活に関するQ&A


チャンスを活かす帰国子女受験の魅力に迫る

 

帰国子女受験対策の魅力を知るには、多くの合格者を排出している学習塾を味方につけるのが最適です。戦略的に学習のプランニングが行えるようになれば、進度を速めることも夢ではなくなります。

 

志望する箇所を洗い出すことによって、目標が明確になるのは誰しも共通しています。その中でも帰国子女の特性を活かした受験が可能になるところをリストアップし、新たな生活を考えることができるようになれば、目的に沿った意欲的な学習ができます。

 

可能な範囲で帰国子女受験に対する情報を得ることによって、自分が何をすべきかの整理ができます。新規入学をはじめとして編入試験に対する備えもできるのが、学習塾という環境です。

 

特殊なスタイルで受験が可能となっているところもあり、それぞれの受け入れ先で帰国子女受験に対する配慮の度合いが理解できるはずです。対象となる地域のリサーチを行うことができれば、今後の見通しを明確にすることも可能になります。

 

中学生のうちから日本語力の向上を行えるのであれば、高校で帰国子女として入学したいという意向も柔軟に考えることができるようになります。なかなか学習が進捗しないという場合には、学習塾で能力診断を行うのが最適。迷うことなく今後のすべきことを整理できるはずです。

 

自分自身で今後のプランニングを行うほかにも、学習塾では進路相談を行っているところがほとんどです。保護者との意思をすり合わせることも重要ですが、実際に学習に直面する子ども自身の意向をじっくり踏まえることが、受験後の生活に対する満足度をアップさせることへと繋がります。

 

生活の質というのは、色々な側面から評価ができます。しかし、子どもにとっては学習環境の整備を行うことによって、今まで以上に綿密な計画を立てつつ、先々の問題に直面した場合にも迅速で完璧な対応ができるようになるのです。

 

十分な学習効果が期待できる環境で生活を営むことが、子どもにとってもプラスになるのは確実。だからこそ、帰国子女受験に対する特性を踏まえた十分な検討を行うことが、生活全般を形作るきっかけにも至るのです。

 

何事も備えが必要と言われる時代において、帰国子女受験においても、新生活を迎えるのと同様に、事前に色々な情報を踏まえたうえでの行動を起こすことが、問題解決を促す結果に繋がります。

 

偏差値アップを図りながら希望する学校の水準を高くすることもができるからこそ、チャンスをしっかり活かす道を選択するのが重要です。

 

出典: 受験ナビ