国立大学附属高校の帰国子女入試 について


東京学芸大附属高校

まず全国には、国立大学附属高校は21校あります。例えば、筑波大学附属駒場高校や大阪教育大附属池田校舎、広島大学附属など。

 

通常附属中まであるけど、高校だけない、という大学が少なくありませんが、戦前高等師範学校だった教育系大学(筑波大、広島大など)は、附属高校まで完備しています。※大学への推薦制度は存在していないところがほとんど。

 

そして多くの場合、それらの高校は、全国的にも屈指の進学校です。例えば、首都圏には、東京学芸大附属や筑波大附属、お茶の水女子大附属などありますが、どの高校も難関私立(早稲田・慶應)を抑えにして、受験します。

 

この傾向は、帰国入試でも同様のことがいえ、相当ハイレベルな戦いになります。 

 

帰国入試の内容は学校によります。

 

例えば筑波大附属駒場・筑波大附属は、一般入試は5科目⇒帰国入試も5科目です。

 

一方、

東京学芸大附属は、一般入試5科目⇒帰国入試は3科目です。

 

その結果、首都圏に戻る帰国生は、5科の筑波大附属を避けて、3科の東京学芸大附属に流れるという構図が出来上がっています。

 

ちなみに、2014年度の入試結果は、

筑波大附属駒場 受験者14名⇒合格者7名 

 

筑波大附属 受験者16名⇒合格者6名 

 

東京学芸大附属 受験者55名⇒合格者24名 

 

もちろん、定員も違うので、単純に比較はできませんが、3科受験ができるため、(その他の国立附属を避けて、)学芸大附属に集まってきています。

 

同じ国立附属でも帰国入試内容は、各校異なるので、選択肢に国立附属があれば、帰国入試について確認することがおすすめですよ。

 

出典: 海外教育日記