帰国子女のデメリット


小学校の時に海外より帰国した海外帰国子女の問題点 

①それはずばり日本語の遅れ。  

どうしても赴任先の外国語が優位となっている。

最初に考えなくてはいけないのは母国語を何語にするか。普通は日本語ですね。

遅れた日本語を追いつかせるにはどうすれば良いか。

 

②優位となっている外国語を忘れさせ、日本語習得を最優先させる。

すなわち、英語圏にいたら、英語を一度忘れさせる。もっとも日本で英語は

使われていないから、加速度的に忘れてしまうそうです。

 

③その時困るケースとは。ずばり「うちの子は英語も日本語もよくできます」

と言って胸を張る親だそうです。

親は英語を忘れさすのはもったいないと考え、英語保持に力を注ぐ。日本語力アップの教育を怠る。

その結果日本語力がはるか同学年の子供より遅れてしまう。

そのことを日本語を母国語としている親は分からない。(母国語であるが故に

簡単と考えてしまいますからね。)

 

④その結果母国語の日本語は遅れたまんま。一方英語も大したことない。

どちらも不十分というケースとなってしまう。

 

⑤忘れさせた英語はその後どうするか。中学校に入って再び学び直すということです。

 

⑥母国語が不十分だとどうなるか。語彙数が少ないため知的発達の面からよろしくない。

日本語の本が読めない。物事を考えることが不十分、抽象概念が考えられない、その結果学業不振。

 

⑦中には日本で生活したことがないのに日本語も遅れていないバイリンガルの日本人の子もいるそうだ。

それはシンガポール、香港、ロンドンのように在校生徒数が1000人以上いて、日本人学校の教育が全く日本と同じに行われている学校の生徒。

こういう生徒は日本に帰国しても全くOKだそうだ。大規模なコミュニティが必要なんですね。

 

⑧小規模の日本人学校ではこうはいかない。そして家庭での日本語での会話だけでは日本語は発達しない。

 

出典: kaigaikikokusijoのblog

 

 


★帰国後、日本の学校にうまく適応できない帰国子女が多いと聞きます。海外生活には順応できたのに、母国である日本で問題が起きてしまうのはなぜですか。

 

海外では親も子も心構えを持って努力しますし、日本人生徒を受け入れている海外の学校では、異文化の子供たちを受け入れるためのプログラムが整っています。一方、日本のすべての公立小中学校で帰国生や外国人を受け入れていますが、日本語補習プログラムなど受け入れ体制がどこでも整っているとは言えないのが現状です。順応に時間が掛かり、自分が日本人であるのに日本の学校になじめないことに戸惑ってしまうという事例が多く見受けられるようです。

 

 

★海外と日本の教育における一番の大きな違いとは何でしょうか

 

海外では長所を褒めて伸ばす教育に重きを置きますが、日本ではむしろ不得意な分野を克服し、すべてを平均的にこなすことが子供たちには求められます。とりわけ日本の公立中学の場合、成績が特に低い科目が一つでもあると、公立高校への進学が難しくなる場合もあります。

 

★また日本の教育は、高校・大学受験のための科目履修や演習に力を入れており、中高一貫校では大学受験に向けての先取り教育が実施されています。さらに塾通いや満員電車での通学などを大きな負担に感じる帰国生もいるようです。

 

小学校では、日本の学校文化や慣習(ランドセル・下駄箱・給食・朝礼・掃除当番・和式トイレ・教室での着替えなど)が、帰国生の目には異文化として映ります。また当然知っているべき話題を知らないために友達との話についていけない、学校での音楽や体育などの授業でピアニカ・縦笛・縄跳び・跳び箱・鉄棒などができない、授業中に自由な発言ができないなどの違いに戸惑ってしまう場合があります。

 

 

ストレスを与えることなく子供を日本の生活に順応させるには、どのようなことに配慮すべきでしょうか。

 

親は海外生活への適応に心を砕いたのと同様に気を配り、子供の話にゆっくりと耳を傾けるようにしましょう。帰国後、分からないことがあるのは当たり前と捉えて、「何でも聞いてね。一緒に調べてみよう」とお子様に伝えましょう。また帰国前から、「楽しみなこと」として日本の学校生活についてお子様に話しておくと良いでしょう。

 

また子供は文化比較をすることで様々なことを学びます。どこの国にも、良いところと、そうでないところがありますよね。そうした点について、まずは子供の「気付き」を褒め、共感し、ノートに書かせて、一緒に考える姿勢を持つと良いでしょう。

 

出典: 帰国後の生活に関するQ&A